好きな人の話ほど真剣に聴くものはない!字幕なし真剣英語インタビューリスニングの良いところ[映画で英語-美女と野獣-]
そろそろ日本での映画の公開日を世界一斉に合わせてほしい
目次
2013年12月
ニューヨーク同時多発テロ発生の翌年、私は一人でアメリカへ行きました。
英語は全くわかりません。
当時はiPhoneも翻訳アプリもありません。
私は会話はもちろん英文を読むことすらできず、何をどうすればいいのかさっぱりわかりませんでした。今思うとよく空港から出られたなと思います。
友人が暮らしているワシントンD.Cと、ニューヨークにしばらく滞在しました。
小さい頃から憧れていたニューヨークでは、グラウンドゼロと厳重警戒に緊張する街の光景を目にし、まだ若かったわたしの心は大きな衝撃を受けました。
この旅行の目的の1つに、当時大好きだった映画「ロードオブザリング(The roard of the rings )」の第三作目「王の帰還(」を日本での公開よりも早く観る、というものがありました。
ロードオブザリング王の帰還の日本公開日は、世界一斉公開日の半年後でした。
「ロードオブザリングを全て観るまで、死ねない。絶対」
この決意はとても強く、私をずっと憧れていたアメリカへ駆り立てました。
ワシントンD.Cの大きなショッピングモールの近くにある映画館は、東京では考えられないほどガラッガラに空いていました。
広い劇場内には私と友人を含めて10人もいなかったと思います。
ロードオブザリングが始まり、私は「あ、!」と気付きました。
字幕がない。
いえ、もちろんわかっていたのですが、本当に字幕がないことを実感しました。
生まれて初めて、英語を英語として英語だけで真剣に聞いた瞬間です。
何を言っているのかはさっぱりわかりませんでしたが、それでもとても感動しました。
今私は、日本を離れてアメリカの人と全く同じものを同じように観ている。
この出来事が私に、世界は日本だけではないということの本物の実感を与えてくれました。
思えば、私が「世界」という視野を意識し始めたのはこの頃からだったのだと思います。
この日、聴き取れた英語はたった1つ
"My body was broken."
私の体は壊されてしまった。
このセリフが聴き取れたことは、しばらく私の自慢になりました。
おしまい。
(このシーンのこのかたのセリフです)
世界一斉公開日に字幕なしで観れる映画館に行きたい理由
こんにちは!りっかです。
本日3月16日木曜日。
明日から
Beauty and the Beast (美女と野獣)の実写版が公開されます!!
日本以外で!!!!!!!!!!!!!
なんだよなんだよ!!なんでだよ!
3月17日公開って予告に書いてあるのに・・・
海外で製作された映画の公開日は世界一斉公開日よりひと月〜半年遅いのはあたりまえ。
その理由は字幕の用意に時間かかるなどまことしやかに噂されていますが、それは事実ではないんですね。
「全米が泣いた」「アカデミー賞最多受賞」など、興味関心を引くためのステータスをつけるためだったり、映画を購入する側がその映画がほかの国でどれだけ人気になったかで値段を決めるから、国内プロモーションを十分にやるため。などいろいろ理由はあるみたいです。
つまり配給する側がより多く収益を上げるために公開が遅いようです。
う〜〜ん・・・
あたしは日本のテレビ一切見なくて、映画の最新情報は英語の勉強もかねて
Screen Rant とか、EMPIRE、COMINGSOON.NET などを頑張って読んだり、Facebookやtwitterでフォローしている海外ニュースなどで仕入れてます。
なので国内プロモーションあんまり関係ありません。
大体の映画って公開間近とか、むしろ公開されてからその映画を知ることの方が多い気がします。世界一斉公開日より遅くしてまで効果の薄いプロモーションをする必要あるかなあ??とちょっと疑問が。
あたしの生徒たちは、いつもあたしより先に、これから観たいと思っている映画を観ているので、「え、日本でまだやってなかったの?先に話しちゃってごめんね」っていう感じになるのが悲しいです。
世界一斉公開日に字幕なしで観れる映画館があったら絶対行きます!
日本でも字幕なしでやってほしいです。
正直まだまだ映画全部字幕なしで100%理解できる英語力ではないですが、それでもいいです。あの、ワシントンで観たロードオブザリングのような、世界中の人と同じものを観ている感がほしいと切に願います。
あと個人的にIMAX4Dが大好きなので、ポップコーンがカップから噴出するくらい激しいIMAX4Dだったら最高です。
映画そのものは英語の教材にしにくい
みなさんは、映画で英語を勉強することってありますか?
以前の記事でもちょっと触れたのですが、映画やドラマなどを教材にして英語を学習するのは、基礎英文法の範囲ならすらすら日常会話ができるレベル以上の方にオススメします。
そのレベルに達していない方には正直全く非効果的です。
英語を勉強し始めたばかりの方や、TOEIC対策ばかりで会話の練習をしていない方は、次回の記事で「英語で会話をするための学習方法」をご紹介しますので、ちょっと待っててくださいね。
ところで、フィクション作品で気になるのは、
劇中で出てくる言い回しや単語などの実用性です。
古典的な話し方だったり、やたら大げさだったりと、日常的には使われないものがフィクションの世界では多く用いられます。
*余談*
たまに私の生徒がアニメで覚えた日本語を使うのですが、本気でやめてほしいです。
とあるイラク人の生徒は私のことをずーっと「お前」って呼んでいました。
また、先日イギリス人の生徒が、ちょいちょい語尾に「でぃす」ってつけるので何事かと思ったら、子供向けのアニメのキャラクターが言っていたそうです。
現代の日常的な生活をテーマにした作品ならまだしも、美女と野獣のようなファンタジー作品は適切とは思えません。
でも、好きなもので勉強するのはとっても良い方法です。
なので映画そのものではなくて、
映画に出演している俳優さんたちの✨インタビューで✨英語を学びましょう!
今回は聴きとりトレーニング編です。
字幕なし!本気で聴き取ろう
今回の動画はこちら
BEAUTY AND THE BEAST 2017 Trailer Launch Interviews - Emma Watson, Dan Stevens, Luke Evans
こちらの動画では、エマワトソンとダンスティーブンス、ルークエバンスが普通に喋ってます。(あと、メガネのおじさん二人)
わたしが真剣に聴き取りに励む理由は、
ダンスティーブンスが大好きだからです。
正直いうと、ダンスティーブンスというか、
ダウントンアビーのマシューが大好きなんです。
品の良いイギリス紳士が最高に好きです。
あと、世界で一番ベネディクトカンバーバッチが好きです。
カンバーバッチを見るたびに心臓が煮え繰り返って貧血になるほど好きです。
好きな人が話していることほど、真剣に聴いて理解したいと思えるものはありません。
では、ダンスティーブンスのインタビューを聴いてみましょう。
1:41からですね!
字幕なしの聴きとりは、「一度全体をさらっと流す」とかいりません。無駄です。
最初からしっかり集中して挑みます。
あと、書き取ったりも必要ありません。あくまで聴き取れるかです。
では、スタート!!
お、初めは簡単でしたね。
"I was very excited. "
さて、次は
"Yeah, It was a huge challenge turning 〜become a 〜〜2D〜3D〜 human story I guess."
わあ!途中聴き取れない。なんかごにょごにょ言ってる。
何度聴いても聴き取れません。
そんな時は、字幕をオンにしてみましょう。
Youtubeには自動字幕生成機能があります。
ん?なに?(笑)
この英文の意味がわかりません。
「2Dのカートレースを3Dの人間物語にするような非常に大きな挑戦です」かな??
自信がないけれどよくわかんないのでしかたないです。
ちなみに、この字幕生成機能は正確でない場合がよくあります。
自分の耳を信じてしっかり聴き取り、全くわからなかった場合の最後の切り札として使いましょう。
※ちなみに、自動字幕生成は日本語にもできます。
ん?なに?(笑)
英語の自動翻訳を日本語にしてくれますが、これはこれで意味不明です。
さてさて、字幕はオフにして続けて聴いていきましょう!!
"You know〜"はダンの口癖でたくさん出てきますね!やめて!
ふむふむ。
うんうん。
そうね、はいはい。
聴き終わりました。いやーつかれた。
今回のダンの話は比較的簡単なようですが、ぶっちゃけこの方の喋り方はわたしの英語力では多くの部分が聴き取れず、途中途中で怪しいところがあるので、あとは皆さんにお任せします。
エマのインタビューにすればよかったと後悔しています。ダンに比べたらものすごい聴き取り易いです。さすがエマ!
字幕なし聴き取りチャレンジのよいところ
この聴きとりトレーニングは、発音、イントネーション、単語や文法や言い回しなど英語そのものの知識とリスニング力の向上はもちろん、もう2つ役に立つところがあります。
1,「正解がわからない」感をリアルに感じられる。
動画を見ながら何を言っているのか聞き取れなかった箇所が少なからずあったと思います。
もやもやしますか?
また、自分が聞き取った英文が正解なのか知りたくなりませんか?
普段英語で話している時、相手の言っていることが正確な字幕になって出てくることはありません。
英語の本などを使って勉強していると、正解が確認できます。日本語訳もわかります。
それをやっているだけでは、本番時「正解がわからない感」との勝負に勝てません。
正確に聴き取れないときに、そのまま流すか、感覚で全体的な意味を掴みコミュニケーションを成立させるか、それとも聞き直して調べるか。
実はこれが英語でのコミュニケーション力を高める秘訣です。
英語学習を開始してからの数年間は、相手の言っていることが全て正確にわかることなんてありません。
それをたくさん経験していくことで、文法や単語の役割とはまた別の、会話独特の感覚が身つくんじゃないかなあと思っています。
(まあつまりは文法ということかもしれませんが・・・。)
ニュアンスだったり、表情やイントネーションだったり「こういう時は単語だけ並べてもいいんだな」とか、主語をなくしてもいいタイミングとかそういうことです。
2,よく使う表現がわかる。
この動画の中では数人のインタビューが入っていますが、全員よく口にするフレーズがあります。
このように誰かのおしゃべりをじっくり聴いてみると、普段よく使う表現が本当によくわかります。
つまり、その表現を自分も使うと英語のコミュにケーションがスムーズだということですね。
ちなみに、この動画をネイティブに見てもらって、なんと言っているのか教えてもらうというのもありかもしれませんが、私は自力でやりきるほうが好きです。
さて次回は・・・多分、英語学習のレベルとプロセス、レベルごとの学習法についてをご紹介すると思います。
多分。
それではまた!
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