デンマーク 建築と自然が融合する幸福の国
時差は7時間。
デンマークの方が7時間遅い。
あたしが滞在してるのは、コペンハーゲンの近くの、元々は別荘地だった場所。
広大な草原と透き通る湖を臨む丘の上。
豊かに葉をつけた木々の間から古い建築様式のお城が顔を見せます。
紅葉に染まり始めた美しい自然の中で、木々の葉擦れの音に心を洗われ、体中が軽くなる感覚。
どこまでも広がる空には巨大な雲が形を変えながら移動していく。
立ち止まっているのに、自分が動いてると錯覚するほど、近い空。
空に落ちていったり、雲を手に掴んだり、なんでも思い通りになる。
明るい空から突然雨が降り注ぎ、日差しが雨粒を煌めかせる。
都会とは全く違う澄んだ空気を吸い込むと、胸の奥の濁りはすっかり流れていきます。
煉瓦造りの家屋は、絵本の中のかわいい建物そのまま。
たくさんの木や花がきれいに手入れされた庭で風に揺れ、自然と家しかない道の景観がとても美しい。
そんな日々を過ごしています。
自販機とか、コンビニとか無いんです。
電線もほとんどない。
高い建物もないから、空がとても広くて、壮大な景色に心がいっぱいになって涙がでます。
都市部には、大きくて美しい公園があちこちにあって、みんな思い思いに木々の下で休憩します。
緑の輝きを体中に受ける毎日。
草原と朝日と美しい建物。
息苦しさが抜けていく。
明日はコペンハーゲンについて書きます。